今回はドラクエ10ではなく同じスクエニの某ハクスラゲームのお話。
某ハクスラゲームってのは【バビロンズフォール】の事なんだけど、このゲームの同時接続人数が大変なことになってるんですよね…。
バビロンズフォールの同時接続人数がやばい…
Steam版は同時接続が調べられます。バビロンズフォールのリリース日からの同時接続人数推移が上の画像。ちょっと見にくいですが3月4日の1,166をピークにどんどん下がっていき、直近のGW期間でも60前後の二桁の人数となってしまった。
バビロンズフォールは他にPS4・PS5版もあるので実際のプレイ人数はもう少し多いと思うけど、それにしてもヤバい数字だよね。
バビロンズフォールってどんなゲーム?
バビロンズフォールを知らない人の為に簡単に解説します。
◆リリース日:2022年3月3日
スクエニとプラチナゲームズ共同での開発運営。ジャンルはハクスラ系のアクションRPGとなっていてオンライン専用タイトル。オンライン専用だけど基本プレイ無料ではなくてソフトを購入しないとプレイ出来ない。通常版の価格で7,800円(税抜)。
◆プラットフォーム:PS4/PS5/PC(steam)
◆プロデューサー:齋藤陽介氏(元ドラクエ10プロデューサー)
何故爆死してしまったのか…?
基本情報は上記のような感じで、一応開発期間は5年くらいあったようです。ですが、結果としてバビロンズフォールの状況は良いとは言えず…何故こんな事態になってしまったのか考えてみます。
ちなみにわたしはバビロンズフォールは結構やり込んでおります!レベルもパワーもMAXまで上げて全てのコンテンツクリアしているので、他の人よりも説得力はあると思うよ!
①リリース時期が悪すぎた
個人的に最大の理由はこれだと思っている。
リリース日が3月3日。これってエルデンリングの1週間後だったんですよね…。エルデンリングは全世界で1200万本以上の大ヒットとなって、この時期の話題は全てエルデンリングに持っていかれた。
昨年のウマ娘と同じような状況だよね
エルデンリングは戦闘アクションの難易度が高くやり応えがあったというのもあるけど、オープンワールドの探索要素やNPCキャライベントの作り込みなどボリュームが凄かった。
1周目で平均150時間くらいかかるって言われてますね
故にエルデンリングを購入してしまうと、それ以降はしばらく他のゲームを触る余裕がなくなる。その為、バビロンズフォールは初動でのユーザー確保が困難な状況になってしまった。
②キャンペーン(メインシナリオ)が進めにくい
バビロンズフォールでキャンペーンというのがメインシナリオのクエスト。このメインクエストも基本的にはオンラインマルチプレイで進行していく。
ですが、周回するメリットがほぼないのと周回するにしてもマルチで初見の人がいる場合は、毎回クソ長い紙芝居風のムービーを見せられるのが苦行で非効率。
結果としてクリアした人はメインシナリオのクエストを受注しなくなるので、マッチングが成立しづらくなる。初動でユーザーを確保できていないのがここで響いてくる…。
そして、このゲーム最大4人でマルチプレイするんですがマッチング人数が足りない場合どうなるかっていうと…
『時間経過で勝手に始まる』
仕様なのよ。一人でも構わず始まってしまうし、なんなら二人きりでも始まってしまう。知らない人とマンツーマンでやるのは結構苦しいですよw
各種コンテンツ解放について
コンテンツ解放はメインシナリオの進行に紐づけられていて
- スカーミッシュ、シージといった装備を掘るハクスラ系のコンテンツ
- リサイクル、合成、アップデートといった装備のクラフト要素
メインシナリオを進めないと上記のコンテンツが解放されない。これらのコンテンツが解放されると装備厳選に幅が出てくるので楽しくなってくるんですが、それまでの道のりが異常に長い。
で、心が折れてどんどんいなくなっていくと…
③ニーアコラボの内容が強気すぎた
4月26日までニーアオートマタのコラボイベントを開催していました。期間限定でニーアオートマタの衣装とかが貰えるイベントです。
ただね…課金だったんすよ…
おそらく一番人気が高いと思われる2Bの衣装とか髪型とかが全部課金w
これ初動からプレイヤーが沢山いて盛り上がっていたら話は別だったんでしょうが、この時点で既存プレイヤーもストレス溜まってたと思います。
「全然マッチングしないからデイリー消化も時間かかる」
「ソフト買ったのに最初のイベントで課金w」
なんて声が多かったように思えます。
オンライン専用なので継続的に集金が必要なのは分かるんですが、現状のプレイヤー数から考えれば、イベントを頑張れば衣装が取れて間に合わない人は課金で~って感じの方がよかったように感じましたね。
ハイブリッド課金タイプの難しい部分ではあると思う
④その他
その他で気になった部分を箇条書きで
- 油絵風のグラフィックは微妙
- 暗いマップ多すぎ
- 装備の分解がめんどくさい
- VERSE終了時のスコア表記がデカすぎ
⑤戦闘アクションは楽しい
とはいえ巷で酷評されているほどのクソゲーかと言えばそうでもない。
アクションは比較的簡単操作でスタイリッシュな動きが出来るし、ソード・ハンマー・弓など自分のプレイスタイルに合わせて武器を選んでプレイするのも楽しい。
アクションゲームがそんなに得意じゃない…って人でも割と楽しめる思う
マルチ主体のゲームだけどゲーム内のチャットもないし気楽に出来るのもよかった。
暴言吐かれたり死体の上で屈伸されたりしないぞ!
まとめ
『リリース時期さえ違っていたら…』
こう思わざるを得ない残念なゲームでした。
個人的にゲーム自体の出来はそこまでクソだと思わなかったし、仮に5月の今にリリースしていれば状況も変わってたかもしれないなと。結局のところオンラインゲームは人がいてこそ成立するもので、どんなにゲーム性がよくても人がいなかったらクソゲーだから。
また、ソフト代がフルプライスってのも人が集まらなかった要因かもね。ここは企業側のマネタイズとして難しいのかもしれないけれど、もう少し安ければ…。2000~3000円くらいであれば知り合いにも紹介できるんだけどねぇ。
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